(2)僕が仕事がしんどかった時にむちゃくちゃ読んだ本
次に紹介するのは
「死ぬ瞬間の5つの後悔」という本です
作者のブロニー・ウェアさんはオーストラリア出身で
僕もフィリピン留学の後、オーストラリアに行く身なので
どこかで講演会やLIVE(歌手活動をされています)に
行けたらいいなあと楽しみにしています
この本は、元々ブロニーさんがブログで書いた記事が
話題となり書籍化された実話のお話です
末期患者のヘルパーの仕事をする中で患者を看取るまで世話をするわけですが
多くの患者が死ぬ前に後悔したことについて書かれており
これから数十年生きていくであろう僕にとって生き方のテキストとなった本です
多くの患者が死ぬ直前に後悔することが以下の5つに絞られました
1 他人の期待に応えるためでなく、自分がやりたいことをすべきだった
2 仕事ばかりしなければよかった
3 自分の本心を伝えればよかった
4 友達と連絡を絶やさなければよかった
5 自分を幸せにしてたればよかった
ちょうど僕が教師を辞めることを迷っている時期に
ドンピシャの内容に出会ったのでこの本は特別思い入れが強いです
特にこのままの生活を送ると僕は
1 他人の期待に応えるためでなく、自分がやりたいことをすべきだった
この後悔を間違いなくするだろうと感じました
周りから見て僕はマイペースに見えているみたいですが
僕自身全くそんな人間ではなくて常に周りの視線を気にしていました
そういえば幼い頃に保育園の先生が母に僕についてこう言ったそうです
「啓くんは有利な方を見極めるのが上手です」
先生的に褒めているようなニュアンスで言ったのだと思いますが
僕の中では常に情勢を見て有利な方向につく卑怯な人間だと言う風に解釈してしまいました
ただ僕が他人の視線を気にすると言う性格からすると的を得た感想だったように思います
味が好きなのではなく、酔うと自分が解放されるような気がするからです
お酒を飲むことの開放感に出会った大学時代
僕の心象を捉えた本がありました
芥川龍之介の「ひょっとこ」と言う本です
「河童」という短編集に収められている話ですが全く有名ではありません
しかし出会うべくして出会ったような話でした
あらすじを言うと
あるお酒好きな男がいました
その男は素面の時はすごく腰が低く、自信がなさそうな男でした
しかしお酒を飲むと打って変わり、ひょっとこのお面をつけておどけ周り
宴会などでみんなを笑わせるのでした
宴会の翌日にはいつもみんなから「昨日はすごかったね」と言われます
男はいつも「飲みすぎて覚えていないんです」と返します
しかし男は覚えていて、忘れたふりをしているのです
男は素面の自分が本当の自分なのか、
酔っておどけている時の自分が本当の自分なのかわからない
酔って心が解放されているのか、酔って心が解放されているつもりになって、周りを笑わせるために(周りの機体に応えるために)おどけているのかわからない
このような内容です。オチは書きませんので気になった方は読んでみてください
自分もこのような気持ちの時がよくあります
お酒を飲んでも、飲んでいなくても
おどけているようで、実は周りを意識していて、その結果、周りに引かれたりしたことがよくありました
僕はこの本を読んだ時に、このひょっとこの男の気持ちがよくわかりましたし、
自分の心のモヤモヤ感を言語化してくれている数少ない本の一つです
周りの期待に応えるために自分が無理をしていたり、望まないことをすると言うことが仕事をしている時の僕にとっては日常茶飯事でした
無理に笑ったり、無理に怒ったり、無駄に時間と精神を浪費したりしていました
いい加減そのような環境から抜け出さないと、早かれ遅かれ、この仕事は続かないと決意させてくれたのが最初に紹介した「死ぬ瞬間の5つの後悔」という本です
上記した「死ぬ瞬間の5つの後悔」のリストにピンときた人は是非読んで欲しいと思います
1 他人の期待に応えるためでなく、自分がやりたいことをすべきだった
2 仕事ばかりしなければよかった
3 自分の本心を伝えればよかった
4 友達と連絡を絶やさなければよかった
5 自分を幸せにしてたればよかった
追記(05/04/2018 12:55)
仕事をしている時にこんな記事を見つけて読んだことを思い出しました