いつの間にかセブ島脱出して別の島で温泉に入っていた話
この記事は、セブ島の最南端Liloanからネグロス島にあるDumagueteという街に向かうフェリーの中で書いています
なぜDumagueteに向かうことになったのかというと
1日目にサンフェルナンドで泊まったホテルのオーナーの
Crizさんが自分の故郷だということでおすすめして下さったからです
行き当たりばったりなのですが、九州ヒッチハイク以来
行き当たりばったりで出会うべくして出会ったものの方が
自分にとってより良い出会いになるような気がして
せっかくおすすめしていただいたので向かうことにしました
LiloannはホエールウォッチのメッカでOslobとも近いです
海がとても綺麗です
ただこの間フィリピンの美しい自然にたくさん出会って来ましたが
自分が田舎で働いていたからかあまり感動するということもありません
それよりもふと旅先で出会った人との会話や胸懐などの人工物などに
心が動くことが多いです
このように新しいものに出会うことが多い環境だと、
自分の嗜好性がより明確になることが感じられます
ところで今日は、この旅で一番の目的であるSimala Churchに行きました
この午前中だけでも内容がたくさんあるのでまとめて行きたいと思います
今日は6時半ごろには目が覚め、雨が降っていないことを確認して出発しました
第一の目的地はCarcarです
昨日の記事にも書いたように、Carcarは東南北の主要道路の交差点で
非常に栄えたマーケットがあります
これまでCebuCity近辺で生活していた僕にとって
Carcarの活気溢れるマーケットはとても新鮮で楽しかったです
とにかく目につくのがレチョンバボイ!(豚の丸焼き)
たくさんの屋台がレチョンをこれでもかと並べていました
とりあえず僕はここでレチョンを食べることと
Miaに教えてもらったChicharonを買うことが目的だったので
(Chicharonとは豚の皮のフライです。Miaへのお土産にとってあるのでまだ食べてません)
レチョンを買ってテーブルで食べていました
すると普段こんなところに外国人は来ないのか
沢山の方が声をかけてくださり、
特に元気なおばさんが隣に座って色々と話してくださいました
「レチョンと一緒にプソ(中華ちまきのようなものです)も合わせて食べなさい!」(買って食べました)
「食べ終わったら水を飲みなさい!』(買って飲みました)
(これがプソです)
そのうち、赤ちゃん連れのお母さんも加わり談笑しながら
朝ごはんを済ませました
この人達にChiharonを売っている場所も聞くことができたので
無事入手することができました
その後、いよいよSimara Churchに向かいます
Carcarからは近く、1時間もかかりませんでした
付近にはたくさんの民営パーキングがあり、人気の観光地のようでした
写真で見た通り、外観はお城でした
ちなみにこのような敷居の高い宗教施設は
短い丈のズボンや派手な服装では入れてもらえません
シンガポールのモスクでもそうでしたし、なんなら出雲大社に僕は入れませんでした
チャーチに入ると、列ができていました
なんの列かわからないまま僕はとりあえず並びました
後ろの家族が僕に話しかけて来てくれ、仲良くなり
話しながら列が進むのを待ちました
少しずつ教会の深部に進んで行きます
本当に立派な作りで、古いながらに綺麗に掃除されていることがわかりました
そしていよいよ列の最前線まで進みました
そこは聖母マリア様の像に繋がる列だったんですね
像があり、その前に広間があり、みんなが祈りを捧げています
ここの人たちは何を祈っているのでしょうか?
僕は日本の寺社仏閣でもこのような場で祈るときにはいつも
家族や親族の健康などを祈っていますがこの時も同じようなことを考え始めました
しかしいつもこのようなときに他の人のことを考えるのは
自分のことを考えるのを先送りにしているのではないかと思い
自分のことを考え始めました
今後自分はどうなっていくのか?
もっとしっかりとしないといけないのじゃないのか?
「もっとしっかりしないといけない」ということ自体が固定観念ではないのか?
「「もっとしっかりしないといけない」ということ自体が固定観念ではないのか?」と考えること自体が最近の同世代に広がる風潮に流されている考え方ではないのか?
と答えの出ない生産的ではない考えがひたすら堂々巡りをします
この辺りですぐさま納得のいく考えを導き出すのは不可能だと思い
マリア像を後にしました
(こんな感じの教会です)
その後、dumagueteに向けてバイクを走らせ始めました
dumagueteに行くにはまずliloanに行き、そこからフェリーに乗る必要がありました
おおよそ2時間半ほど、海沿いの道路をひたすら走り続けました
そして港に無事到着。ここまで美しいセブの海を脇目にひたすた走り続けました
(家で佇むおじさん出す雰囲気が好きだったのでこの時だけ脇目振りました)
無事フェリーのチケットを購入し
昼食がまだだったので急いで商店でチョコバーとジュースを買い、
フェリーに乗ることができました。ここから約30分フェリーに揺られます
そしてDumagueteに着きました
日差しが強いものの湿度が低くカラッとした気候でした
ここでサンフェルナンドのオーナーCrizさんから
Dumagueteから僕の住むCebuCityまでの直行便があることを教えてもらっていたので
本日の夜行便を確保しに別の港にバイクを走らせました
気候は最高、海山共に景色はよし、車通りもあまりなく、人々はセブと比べゆったりとした雰囲気を持っていました
DumagueteCityPortに着き、付近の人にフェリーチケットの売り場を聞き回ります
僕の英語力が拙いせいか、いろいろな場所をたらい回しにされながら
港からだいぶ離れた場所で
「フェリーのお店は今日は閉まっているよ」
という絶望的な話を聞きました
Crizに相談すると、別の船があるはずだからとりあえず港に行ってみるように言われました
再びCityPortに戻り、それらしきお店を発見。無事PM12:00発のチケットが買えました
事前にCrizから
「Dumagueteから少し離れたバレンシアが私の故郷でいいところだから行ってみて」と
言われていたので、この日はメールでやりとりをしながらバレンシアを中心に巡ることになりました
まず向かったのがバレンシアのHot Spring(温泉)です
かなり山中まで入り込み、悪路をなんとか走破して辿り着くことができました
次行くときはモトクロスに乗りたいと思いました
入浴料50P、荷物置き代50Pで合計100P(300円弱)と、
観光地の温泉にしてはやはり安いですね
成分がかなり濃そうな温泉で、温度がぬるめだったのが1日バイクに乗って日焼けをしていた僕にはありがたかったです
途中で温泉の煙を吐き出している岸壁などがありました
その後もCrizに指示をもらい
「とりあえずtierra altaに行ってみなよ」と言われましたので
GoogleMapに設定して向かいました
ただ僕はこの名前がお店なのか、観光地なのか、自然物なのか、この名前が示すものがなんなのか全くわかっていませんでした
(なぜか勝手に滝だと思っていました)
Googleのいう通りに向かうと守衛が立つゲートにたどり着きました
僕はなんとか「この先の滝に行きたい」と伝えました
守衛さんは多分理解しておらず「もうこの時間は入れないよ」と言いました
僕は諦め、Crizにメッセージを送ろうとしたところCrizから
「レストランに行きたい、と伝えたら入れてくれるよ」というメッセージが来ていました
僕は、
「ああ、レストランに行くと見せかけ、このゲートの中の滝を観に行くのだな」と思い再度守衛さんの元に戻りました
すると、先ほどとは違いすんなりと入れてくれたのです
僕は密かに「滝が見たいときはこんな裏技があるんだ」と思っていました
しかしゲートの奥の広い敷地内をどれだけさまよっても滝なんてない、
GoogleMapは謎の派手に光る建物にしか案内してくれない
僕は辛抱たまらずその建物のスタッフに
「滝はどこにありますか?」と聞きました
するとスタッフは「滝なんてないよ」と言いました
そこで僕は「tierra altaという滝があるはずです」と言いました
スタッフは呆れ顔で「それはこのレストランのことです」と言いました
そこで僕は、これまで勘違いしていたことに気づきました
Crizは温泉に入った後の僕にレストランを紹介してくれていたのです
確かに時間は6時半頃、完全に夕食どきでした
かなり高級そうな外観にビビりながらもせっかくCrizが紹介してくれたのだから、と入って行きました
以下が僕が注文したメニューです
・クッキー&クリームミルクシェイク
・なんか分からないけど野菜が乗ったフランスパン
・シーフードマリナラ
品数を見てもらったら分かりますが値段は高額ではありませんでした
さすがフィリピン価格で、これで合計520P。1200円くらいでした
そういえばフィリピンに来てからよくコリアンと間違われます
このレストランでも「あなたはコリアン?」と聞かれました
今日だけでも2度間違われました。僕の顔はコリアン寄りらしいです
その後、バイクでフェリー乗り場に向かい、今はカフェでこの記事を書いています
本当にDumagueteはいい町でした。半日では周りきれなかったのでもう一度来たいと思っています。
というのもバイクが無ければ往復680P(1500円くらい)でフェリーに乗れてしまうんですね。
つまり金曜日の夜便でCebuからDumagueteに向かい、土曜の夜にまたフェリーに乗れば1日遊べてしまうわけです。
海もとても綺麗ですし、ダイビングなども体験できるようです。セブ島オスロブはダイビングのメッカでジンベエザメとも泳げるので魅力的ですが、なんせ早朝出発、当日帰着のタイトな時間設定が僕にはネックに感じられます
それにたまたまAirbnbで予約したホテルのオーナーの故郷だというのも縁を感じて僕にとって魅力的に思います
次の記事では、仕事をしている時悩み続けた僕の欠陥についての話をしたいと思います
ポジティブな話です
(そういえばバレンシアに向かう道中こんなところにも行きました)
館長さんです。ここにある展示品は全てこの方のコレクションです
銃弾などは兵隊がほふく前進をする中で地面に落としたものを実際にこの方が拾って集めたらしいです