じゃそれで(Up to you)

オーストラリアで旅をしながらお仕事をする生き方を実践しています。

パシル火災から1週間経ったので再訪してきた It has passed from Pasil fire for 1 week, so I went again.

今日はセブシティのスラムと呼ばれる地区の一つ、

Pasilに足を運びました

 

先週月曜日にセブのPasilで火災が起き、その翌日火曜日に初めてPasilに行った以来の再訪です

 

前回訪れた時は、地区の住民が火災後の後処理に当たっていたので

当然なのですが遠くから眺めるだけに終わりました

hira-jasorede.hatenablog.com

 

それから1週間経ち、どの程度生活再建がなされているのかを見にいきました

 

授業後、荷物を最低限にした後、Jeepneyに乗りPasilへ

2回目ということもあり、現場付近で降りることができました(それでも現場までは15分程度歩きます)

(Pasilは魚市場もあり、僕の好きな鮮魚がたくさん見られます。名前を聞いてもタガログ語なので全く覚えられないし、覚える気もないというジレンマ)

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時間が前回より遅いということが関係してか、前回よりも現場付近一帯の人口密度が増しており賑わっていました

 

仕事がひと段落したと思われる住民たちは、

大体が同世代同士で集まり遊んだり、喋ったり、まどろんだりして過ごしています

 

前回、トゥスロブワ(豚の脳みそ)を食べた店のお母さんは僕を覚えてくれていて、

挨拶をしてくれました。

「トゥスロブワ食べていきなよ!』と声をかけていただきましたが、

今回は丁重にお断りして一先ず現場に向かいました

 

現場手前には、この間家族ぐるみで写真を撮ったお父さん一家もいて挨拶をすると覚えてくれていて、僕が

「この間は中の様子を見ることができなかったので、今日また来て見ました」というと

寡黙にうなづいて「行ってらっしゃい」と促してくれました

 

現場は後処理が終わったのか、片付けに動いている人はいませんでしたが

やはり家は萌え後のままでテントを張っている家や、屋根が焼け落ちているので上にブルーシートを張っているお家などもありました

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現場の入り口を通り、座っていたおじさんに

「様子を見に来させてもらいました。中に入って写真などを撮ってもいいですか?」と問うと、おじさん達はこの地区の長に聞いてくれと、長を教えてくださいました。

 

長はたらいに貯めた水で体を洗っている最中だったのですが失礼して、許可をいただくように話しかけると「英語わからんけど自由にしていいよ」と言ってくれました。

その後、長がおどけて写真に写るポーズをしてくれたので周りも一緒に笑いながら歓迎をてくださいました

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その後、住民に囲まれながら様子を見に回りました

「そのiPhone何ペソ?」

「どこ住んでるの?」

「今日、この人誕生日なんだよ」

「トゥスロブワ食べる?」

「写真撮ってよ」

質問ぜめに遭いながらも、住民達が歓迎してくれていることが伝わって来ました

(とても美味しそうにトゥスロブワ乗せご飯を食べるおじさん)

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(トゥスロブワを振る舞うお家の娘さん)

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奥に行くと、おばちゃん4人組が喋っていて、そこにも参加しました

お「何しに来たの?」

僕「パシルで火災があった時聞いて、とにかく足を運んでみたくなって来ました」

お「本当に大変だよ。お金くれる?」

僕「ちょっと持ち合わせがないので、、、。今は働かれてるんですか?」

お「体が痛くて働けないの。お金くれる?」

僕「今は持ってないんです。そうなんですね、お家はどこですか?」

お「すぐそこだよ。屋根が焼け落ちちゃって日焼けしちゃった。お金くれないの?」

僕「元から日焼けされているようにも見えますが、、。苦労されているんですね」

お「みんな大変だよ。また来てくれるの?また来るならお金持って来て」

僕「また様子を見にこさせてください。お金は持って来ません」

 

と、終始明るい雰囲気で会話をしてその場を後にしました

 

その後、火災被害を受けた地区を抜けてすぐ何かの製造工場を見つけ入っていきました

 

おばあちゃんが何かを袋詰めしてパッケージングしていたので何かと見ると

Carcarで出会った「Chicharon(チチャロン)」を袋詰めしているところでした

手作業で一定数のチチャロンをナイロン袋に入れ、ナイロンの口をろうそくの火で熱して封をしていきます

おばあちゃんと喋っていると僕に一袋差し出して、「あげる」と言ってくださったので

ありがたくいただき、お金を払いました

 

僕がいただいた袋はまだ封がされていなかったので、僕も封を体験させていただくことに。一見簡単そうなのですが火に当てる時間や速度、位置などがとても難しく僕が封をしたものはナイロン袋の口が溶けてしまいました。その後、おばあちゃんの手で綺麗に封をし直してもらいました。

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(チチャロンの原料である豚の川です。初めて見ました)

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(これを大鍋で揚げます)

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(チチャロンパッケージング初体験。フィリピン就業体験ですね)

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(僕が封をし損なった袋。おばあちゃんの手で綺麗に風刺直してもらいました)

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 その後、調子付いて工場内の受付に行き工場見学を申し込んで即座に断られたのは内緒です

 

その後は、Jeepneyの通る大通りまでウロウロと歩き回りながら無事、帰ることができました

関わった子供達(たまにおばちゃんにも)にはロリポップ(棒付きキャンディー)をあげていたのですが、途中で無くなってしまい、あげられなかった子供に「また必ず来るよ」と約束をしたので、また期間を空けていきたいと思います

(約束した子供達。真ん中の子は飴をおかわりに来まいた)

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帰りはウカイウカイ(外国から仕入れた服の古着屋さんの総称)に行きました

日本から持っていったハーフパンツが5着中、3着ブカブカなことに気づかず、ここ3週間を2着で回しているので新たのものが欲しかったのですが、いいものがなく断念。

僕も日本にいた時は古着屋でたまに売っていましたが、最終こういうところに流れ着くのかな

(これはかなり綺麗なウカイウカイです。ほとんどは服が山積みになっています)

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