僕の最大のコンプレックス(前回書けなかったこと)
「半疑じゃない/iri」を聴きながらこの記事を書いています
この曲は今回の記事にぴったりな気がしています
今日は、前回自分が書いた記事には書けなかった現在進行形のコンプレックスを書きたいと思います
書こうと思った理由は、前回上にリンクで貼った記事を書いてから
自分のコンプレックス(他人の真似をしていくということ)から脱することができたからです
ブログに自分のコンプレックスを晒すというのは自分の恥部を人前に晒すのと同じで
僕のブログの閲覧者は毎日平均30人くらいで大したことはないのですが、
それだけの人には見られるということです
それに何の意味があるかと問われれば特にないのかもしれません
誰に言わずとも自分のコンプレックスを認め、治していける人はいくらでもいると思います
ただ僕には多分それができない
こうやって自分の思いを文章にして、自分の心の中で整理して、
ある意味でこれを読んでもらっている人に宣言するという形式で決意をしているわけです
本題です
僕は過食性拒食症です
中学時代マックス108Kgあった体重が現在は65Kgです
一時期は61Kgまで下がりました
骨格が大きいのでこれ以下に下がることは難しかったように思います
始まったのは大学4回生の4〜5月ごろ
丁度、教員採用試験の学習に身を入れていた時期で
うっすらと気づいていた「自分って本当に教師になりたいんか?」という半疑と
「でも就活もしていないし、これまでずっと教員資格の単位を取り続けてきたのに、
今更別の道なんか無理」という諦めが僕の素直な気持ちでした
毎日、8時まで図書館に残って勉強しては下宿に帰ってタバコを吸いながら外の駐車場で自問するという生活が続きました
その当時バイトもしていなかったので生活は困窮していました
朝は白湯、昼はカップラーメン、夜は100円ローソン(当時消費税が5%の時代でした)で買った400g105円のスパゲッティを何日かに分けて食べる生活でした
きっかけは思い出せませんが、なぜかその時から夕食を吐くようになっていました
それから無事、教員採用試験に合格してサークルに復帰
自主公演にも参加できるようになりました
自主公演に参加するにあたって全員がサークルの倉庫に公演に向けた目標を貼りました
その時の僕の目標は「平均体重66kgまで落とす」というものでした
その当時、体重は71kgぐらいでした
自主公演までは確か残り2〜3ヶ月
ブランクを埋めるために元から練習を人一倍頑張るようにしていましたが、
同時に体重を落とす目的のためでもありました
そして試験期間から引き続き、過食性拒食症を患っていました
患っていた、というよりは食べるのが好きな僕にとって進んで吐いていたという方が性格だったのかもしれません
「あ、運動しながらコレ(拒食症)続けたらムッチャ痩せるやん」と。
この時、特に罪悪感や危機感は持っていませんでした
最終的に自主公演が終わって僕の体重は68Kgになっていました
社会人になってもこの病気は続きます
むしろ酷くなっていったようにも感じます
どんどん減る体重、周囲にも「痩せたね」と声をかけられ嬉しかったことを覚えています
確か社会人2年目、人生初めて虫歯になりました
この時は気づかなかったのですが、過食嘔吐と虫歯は密接に関わっています
胃酸が歯のエナメル質を溶かし、虫歯菌が歯を侵食していきます
それに気づいても僕はやめることができませんでした
食べるのが好きだけど痩せたい
運動する時間もなければその気もない
そんな僕にとって過食嘔吐は至ってシンプルな答えでした
順調?に体重は落ちて、61Kgまで下がりました
過食嘔吐歴が5年目に差し掛かった社会人4年目の僕はあるきっかけで過食嘔吐を一時的にやめることができました
それは顔が浮腫むということです
嘔吐の副作用で顔だけ腫れていました
嘔吐を続けると唾液腺が腫れ、顔が浮腫むのです
辞められたことは良いことでしたが、今だに僕は自分の外見のことばかり考えていたのでした
僕の過食性嘔吐はフィリピンに来てしばらく経つまで収まりました
しかしここ数日また始まるようになりました
過食嘔吐が再開して以来そのきっかけをずっと考えていました
過食嘔吐の原因は?
これまで僕は過食嘔吐の理由として、
「僕は食べるのが好きだけど痩せたいという気持ちもある。両方の欲求を満たしたいから過食嘔吐をしている」と考えてきました。
でもこれは明らかに心の問題です
痩せたいという願望は今の自分に自信がないという状況で、理想の自分と現実の自分のギャップを感じているということです
それに加えてストレスが暴飲暴食の元となります
自信がないことに自覚はありましたが、そのことと過食嘔吐とのリンクを考えたことはあまりありませんでした
昔の僕なら過食嘔吐について公にすることはできなかったです
今回できたのは、「してもいいや」と思うことができたからです
この記事によって周囲の人が離れて行くかもしれないですが、それでもいいやとなれたのは心境の変化なのだと思います
周囲の人が離れることよりも、また過食嘔吐が始まってしまったことに危機感を覚えていますし、できるだけ早く心の平穏を取り戻さないと、と考えています
今回のと前回の記事(「僕の人生のコンプレックスを詳細に書きました」)で自分の中の膿を出し切れました
昔の自分は他の人に隠し事ばかりで生きていたように思います
でもそれではしんどいですしもうやめようと思います
それではこれからフィリピンでできた友人たちと食事に行ってきまーす!