【13日目】クールガーディ→パース
【昼食】モンスター500ml
【夜食】プレッツェル
いよいよ目的地のパースまで600km弱というところまで迫っていた。停泊していたクールガーディはネット上で「ゴーストタウン」と評されるほどには閑静な街で、国道の路肩に停泊したが熟睡できた。
昨日はオーストラリアで初めてオーストラリア牛を食べた。夜、スーパーも閉まっている時間モーテルに併設された街唯一のレストランにいって$25もしたが奮発して食べた。
シドニー以来、そういえば昨晩までまともなものを食べていない。ほとんどコーヒーとチョコバーとか、コーヒーとポテチなどを運転中につまんでいただけだ。それで余計に美味しく感じたのかもしれない。
ステーキとビールを美味しくいただき昨晩は気持ちよく眠りに就いた。
朝起きると車の暖気を済ませて、ガソリンスタンドに寄った。一時期は1リットルあたり$2もしたディーゼルだが、パースに近づくにつれてまた値段がだいぶ落ちて来ていてありがたかった。確か$1.5ほどだったと思う。
ガソリンスタンドに併設されたショップでビーフパイを購入し、昨日買っておいた賞味期限切れの牛乳とプレッツェルをつまみながら車を発進させた。
そこから僕は300km時点の休憩以外は止まらずにパースへ走った。初日の2000km弱の運転以来感覚が麻痺していて今日の600km弱ともなると、「近所」のような感覚になっていた。
パースに近づくにつれ単調だった町が色を帯びて来る。久々にチェーンの大型スーパーマーケット「コールス」を見ると、もうぼったくりのような値段で食べ物を買わなくて良いということに安堵した。
そしていよいよパースに入った。ここでクールガーディから通って来たルート94号とはお別れだ。
そういえば同じ道を水を飲まずに人を乗せて歩き切ったラクダがいたとクールガーディの街の看板に書かれていた。それもそのラクダの名前が「misery」つまり、「みじめ」という名前だから笑ってしまった。確かに600マイルを水も飲めずに歩かされるのは「みじめ」である。
(「みじめ」とその乗り手の像。上半身が破損している乗り手の方が最早今はみじめである。
パースに入ったはいいものの、止まりどころがなかなかない。想定していたよりも大都市でちょうど良い停止ポイントがなかったのだ。
そして昨日に引き続き、道中をビデオに収めていたためどうせなら最後はパース感が出る場所にしたかった。
そんなことをしているうちにどんどん市街地から外れ、結局どこかの学園の駐車場に停めることになってしまった。当然ビデオの最後は何のこともない駐車場だ。
とにかく着いたことは着いた。出発前、6日で着けるのかと心配していたがなんと4日で着いてしまった。だいたいここまでで4200km程。なぜかGoogleマップよりも長くなってしまったが理由は分からない。
そんなわけで31日から予約していたドミトリーを30日からに変えてもらい、今日を最後の車中泊とすることにした。
さて今日は返却先のレンタカー会社近くの郊外に停泊し、明日からパースの散策を始めるとしよう。