じゃそれで(Up to you)

オーストラリアで旅をしながらお仕事をする生き方を実践しています。

【パース1日目】ダーウィン→マンブロー(manblloo)

今日がダーウィン最終日、パースへと旅立つ日だった。

 


昨晩、抹茶アイスとアイスティーを飲んだためになかなか寝られない夜を過ごし、いつもより一時間ほど遅く7時半に目を覚ました。

 

 

 

旅立ちの日だというのに昨晩、就寝直前に舞い込んだライティングの依頼を受けたため朝からパソコンを叩き続けていた。

 

 

 

その間、ユキノも目を覚ましレンタカー会社に電話をしてくれていた。そのお陰で15:30~貸し出しの車が今からでも借りられるようになった。

 

 

 

そういうわけで僕も急ぎ仕事を終わらせてレンタカー会社に向かうことになった。

 

 

 

今回使うレンタカー会社は「アポロキャンパー」。シドニーからパースへ向かった時にも世話になった会社だ。

 

 

 

ここの利点は、貸し出される車が綺麗で新しいことと、ベンツのスプリンターがキャンパーバンで使われていることだ。

 

 

 

確か昨日か一昨日に紹介した通り、条件も良し。ガソリン代全支給に出張手当として$100を貰うことができる。

 

 

 

 


レンタカーを借りるに先立ち、ボンド金と保証金で計$1250の預け金が必要となる。そのためANZ銀行のキャッシュカードにオーストラリアドルの有り金を全て入れておいた。

 

 

 

 


カサリーナセンターのバスターミナルの10番バスに乗り、まずは市内方面に向かう。僕達のシェアハウスのカサリーナは、市内からはなかなか離れているのでレンタカー会社まではバスが必須だ。

 

 

 

その後、バスの道なりが市内行きとスチュアートハイウェイへと分岐するところで十番バスを降り、少し歩いて8番バスに乗り継ぐためにバス停へと向かった。

 

 

 

しかし次のバスが30分先だったため、僕達は歩いてレンタカー会社に向かうことにした。歩いても同じく30分程度。$1すら惜しむ僕達には選ぶしかない選択肢だった。と言ってもユキノは歩く途中で$3.50のストロベリーミルクを買ったのだが。(僕はバナナミルクを欲しかったが我慢した)

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そんなこんなでレンタカー会社に到着。11時に到着したにも関わらず、結局諸々の手続きが終わったのが14時過ぎだった。今日だけでもできるだけ進みたかったが日が暮れるのを考えるとあまり今日は距離を稼げなさそうだ。そんなことを言いつつその日は20時まで運転をしいられることとなる。

 

 

 

レンタカーはベンツ。前回よりも大きく屋根の上にリーゼントのような形の寝室がくっ付いている。その車高なんと3.5メートル。これでは気軽にドライブスルーもいけやしない。

 

 

 

 


レンタカーを借りるとその足ですぐに荷物を残した我が家に戻る。家ではオーナーのジェームスが昼飯を作っていた。

 


彼は帰ってきた僕達の車を見るなり目を輝かせてこう言った。

 


「ありゃすごいな!中を後で見せてくれよ!一日いくらで借りられるんだ?」

 


「ああ、まるで家みたいだよ、ジェームス。一日$1だよ。

 


「ん?一日$100?まあ、そんなもんだな」

 


「いや、$1だよ。1日あたり。」

 

 

 

この時のジェームスを僕は忘れられない。

 


「何を言っているんだ、この男は。こんなデカいキャンパーバンを$1で借りられるわけがないだろう。ははあ、こいつ英語が伝わっていないんだな。」

 


という顔と所作と適当な相槌を僕に返し、興味を失ったような顔で昼食を手にリビングに去っていった。

 

 

 

 


そんなことは気にせず僕は二人の荷物を車に詰め込み、午前中にかいた汗をシャワーで流した。その間、ユキノが料理をしてくれた。

 

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ダーウィンでのラストランチはサンドウィッチだ。専用アプリで写真を撮ったため、美味しそうに撮ることが、否、現実に近く撮ることができた。

 

 

 

 


昼食を済ませるとテリーに鍵を渡し、荷物を持って車に向かう。もう一度戻って二人に挨拶をしようと思ったが、二人がいかにもな雰囲気で「バイ!」と言ったため、戻らずに出発することにした。

 


いよいよダーウィンから出発だ。

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ダーウィンでは本当に色々あった。最初の一週間はシンガポールの友人を迎えて、彼の金で遊び倒した。その中でタトゥーだらけの男ボタンに会い、彼の家にもお邪魔して色々と世話になった。

 


その後の二週間はジェームス宅にこもりっぱなしだったけれど、ライティングやプログラミングなどを通してこれからの生活の糧について考えることができた。 

 

 

 

なによりも自信を持てたのは楽しく稼ぐという経験ができたことと、一ヶ月換算で約$500(4万円程度)のお金で満足のいく生活を過ごすことができたということだ。

 

 

 

ミニマムライフコストという話をしたけれど、まさに今回の一ヶ月換算$500という値が僕にとってはそれになるらしい。

 


もっと低い家賃の場所に移り住めば、さらにミニマムライフコストは下がるだろう。

 

 

 

そんな生活が送れたのもユキノが生活を楽しくしてくれたお陰であり、家に一人ではないという感覚はとても大事なのだと思った。

 

 

 

 

 

 

 


さて車は何だかんだとダーウィンから抜け出して次の大きな街カサリーンに着いた。ここで僕達は給油をし、その値段に衝撃を受ける。

 


割と安いところで入れたのだが、給油タンク8割程度で$100程度。ガタイの大きなキャンパーバンなので仕方はないが、田舎道になってくると更に高くつくと思うとパースに着く前にガソリン代を建て替える有り金がなくなるのではないかと怖くなった。

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建て替える金がなくなって途中リタイアなど笑えない。その後の僕はかなり燃費重視の走りに集中した。

 

 

 

そしてようやく20時、周りが真っ暗になり星空が輝く中で本日の停泊地に到着した。

 

 

 

 


手っ取り早く車内キッチンで料理を済ませる。僕一人ならパンをかじって寝そうなところだが、仲間がいるお陰で美味しいサンドウィッチにありつけることができた。

(僕は挟まずフライパンで食べた)

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周りも暗く、水場もないためこの日は10時前には就寝をする。

 

 

 

明日はこの地点から1200km先くらいのブルームという地を目的地にする。

 

 

 

ここはダーウィンで初めて飲んだマンゴービールの酒造所マツオブリュワリーがある地だ。

 


明日はこのマンゴービールを片手にできれば夕食にありつきたいと願う。

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