【パース9日目】初めてユキノと観光地のフリーマントル(Fremantle)に行ってきたの巻
実はユキノと観光地に行くのは今日が初めてだ。
僕は彼女から言わせると「ひねくれている」ので、
あまり観光地とか、たくさんの人がすでに行っている場所やしていることはしたくないと思っている。
しかし昨日のブログにも書いた通り、僕の愛読書『死ぬ瞬間の5つの後悔』に出てきたフリーマントルという観光地へのお誘いだったため勢い余って行くと約束をしたのだ。
結果から言うと「フリーマントル最高!」と言わざるを得ないほど楽しんだ。
特に試食ができるマーケット。果物をたくさん食べたり、
フィッシュ&チップス(購入したもの)を摘んだりするのが最高だった。
結局、食べ物が美味しければ満足してしまうのが僕だ。
僕らが住むベイズウォーターは、スワン川(白鳥の形をしている川)の白鳥の頭の上あたりに位置している。
一方でフリーマントルはほぼ半島となっている場所の先にあるので距離的にはかなりある。
しかしベイズウォーターからフリーマントルまで乗り継ぎなく行けるというのも、煩わしくなくて助かった。
朝6時に目覚めた僕は出かける前に一仕事を済ませてユキノの起床を待つ。
その後、我がシェアハウスの日曜日の恒例となっている掃除を済ませて、
サンドウィッチを二つ作り、紅茶を水筒に淹れて旅立った。
電車に揺られること約30分程度でフリーマントルに到着する。
(電車内でワクワクする僕達)
電車を降り切符を駅員に見せると、怪訝な顔で僕たちを呼び寄せた。
「おい、ちょっと君たち」
「な、なんですか」
「君たちの切符を見せなさい」
「ええ、わかりました」
「君たちはここにどれぐらい滞在するんだ?」
「多分、3〜4時間程度かと思います」
硬い表情を浮かべた駅員と僕たちの間に緊張した空気が流れた。
そして駅員は口を開く。
「二人以上で電車に乗るならファミリー券を買いなさい。そっちの方が安いんだから」
この駅員は僕たちに「お得な電車の乗り方」を神妙な顔で教えてくれたらしい。
そんなことならできればもっと気さくに話しかけてほしい。
そんなわけで無事、フリーマントルに降り立った。
最初に向かったのはレインボーシーコンテナというモニュメントだ。
駅からパースシティ方向に歩いて20分程度の距離にある。
(ちょくちょくお洒落な空間が広がるのがパースのいいところ)
市内からフリーマントルの方向に、海に向かって流れ込む穏やかな汽水域の川をバックに「レインボーシーコンテナ」は座している。
この巨大なモニュメントもさることながら対岸の建物がいい味を出している。
少々、風は強いがレインボーシーコンテナとリバーサイドの風景が同時に楽しめるのでおすすめ。
レインボーシーサイドから来た道を戻り、
次に向かったのが「フリーマントルプリズン」だ。
プリズンブレイクの熱狂的なファンの僕としては是非、見てみたい施設だった。
レインボーシーサイドから海側に20分くらい歩き向かった。
その間、僕は我慢できずにチョコスプレッドのサンドウィッチを食べてしまった。
ちなみにフリーマントルはパースの街並み同様に、ただただ街並みが美しい。
歴史ある建物を改築して、外観はそのままに新たなオフィスが入居していたりするので街の風情がとてもいいのだ。
だから町歩きだけでも十分楽しめる。
フリーマントルプリズンに着くと早速エントランスに向かい、二の足を踏んだ。
というのは入場料が22ドルと今の僕には出せない値段だったからだ。
ありがたいことにユキノも入場料を見て顔を引きつらせていたのでここはプリズンの外観を見て退散することにした。
その後、歩いて10分弱の場所にあるマーケットへ。
その名も「フリーマントルマーケット」!
ここがフリーマントルのハイライトとなった。
中に入るとフィリピンのウェットマーケットやケアンズのラスティーズマーケットを彷彿とさせる賑わいだ。こういう場所が僕は何よりも好きなのだ。
見ているだけでワクワクとしてしまい、ユキノのことを忘れてうろうろと市場内をさまよった。
一通りうろつき終わり(試食も終わり)、僕達は市場内でたまたま見つけたフィッシュ&チップスを注文した。
フィッシュ&チップスはケアンズから出発する前から彼女が長らく食べたいと言っていたものだったので、タイミングも良かったことから食べることにしたのだ。
たくさんのフレーバーのソースをカップに注ぎ、フィッシュやフレンチフライにかけて食べた。フィッシュが限りなく焼きホッケに近い魚だったのでポン酢をかけて白ご飯で食べたくなった。
その後、マーケットを出て街を歩いたのち、カフェでひと休憩する。
なんだかんだと駅に着いてから3時間も歩きっぱなしだった。
僕とユキノはコーヒーを飲みたいと言ってカフェに入りながらも、
それぞれ思い思いにスムージーを注文して飲んだ。
(スムージーを待つユキノ)
休憩が住むと再び街を歩き出す。
フリーマントルが魅力的なのは、ブリュワリー(ビール醸造所)の多さだ。
そしてブリュワリーとバーが一体化しているので出来たてのクラフトビールが飲めるのだ。
いつかブリュワリー巡りをしたいと思う。
そこからいくつかの観光地を訪れた。
「バザーズビーチ(Bathers Beach)」
「ラウンドハウス(Round House)」
「イーシェッドマーケット(E-SHED MARKETS)」
それぞれネット上に感想は溢れているので感想は割愛する。
そんなこんなでフリーマントルを満喫した僕達は再び電車で帰宅をした。
今回のフリーマントルツアーは驚くほど無駄のない旅順で回ることができたので、
もしフリーマントルを回る際は是非参考にしてほしい。
【フリーマントルの旅順】
1 フリーマントル駅
2 レインボーシーサイドコンテナ
3 フリーマントルプリズン
4 フリーマントルマーケット
5 マーケット付近のカフェ
6 バザーズビーチ
7 ラウンドハウス
8 イーシェッドマーケット
9 フリーマントル駅(イーシェッドから近い!)
全く僕はユキノに着いていっただけだったが、彼女にはツアー経路を考えるセンスがあるようだ。次はブリュワリーも入れてもらおう。
帰りにユキノがこんなアイディアを閃いた。
「明日は電車で一駅一駅順番に降りて探検してみようかな」
とても面白いアイディアだ。パースの観光地だけでなくローカルな場所を知ることができる。
こんないいアイディアは僕のライティングの締め切りが迫っている時以外に提案してほしいものだ。
そういうわけで明日はユキノの探検にお供するために、今日は俄然ライティングをガシガシと進めなければならない。
<宣伝>
拙著『なぜ孤独を恐れるのか?20代の君を人間関係の疲れから開放しよう!』が発売されることになりました!
海外生活の中で考えてきた人生哲学のようなものをまとめて、
読後に人間関係の悩みから解放されるような本です。
良かったら手に取ってみてください。コメント欄から質問などもいただけます。
なぜ孤独を恐れるのか?20代の君を人間関係の疲れから開放しよう! / 森島啓/MBビジネス研究班 <電子版> - 紀伊國屋書店ウェブストア