【パース12日目】他人の目線はどうでもいい
視野を広く持つことがいいとされているけれど僕はできるだけ視界を狭くしていたい。
夢中になれるものがあって、
仲良くしたい人以外はどうでも良くて、
自分が楽しめていたらそれだけでいいと頭では思うのだけれど、
なかなか心底そう思い込めない自分もいるのが実際のところ。
視野を狭めて、狭めて、興味のあること以外はどうでもいいと思える気持ちをこれからは持つ。つもり。
そんなパース12日目。
三日連続で6時51分に目が醒めるのは何かを示唆しているのかもしれない。
と冗談半分で思いながらも朝からライティングを続けた。
ライティングもありきたりなテーマはあまり受けないようにしている。
面白くないテーマはやっていてつまらないし、進まない。
僕が好きなのは変な(失礼?)依頼だ。
スピリチュアルなものや怪しげな人物のHPに記載されるような文章。
誰もがやりたがらない依頼を僕は進んで受けている。
昼までかかって2万字の原稿を一つ仕上げた。
その間ユキノはアルバイト候補先に面接に向かっていた。
パースではなかなか思うように仕事が見つからないのが現実だ。
店先やガムツリーにはあまりスタッフ募集は出ていないし、
どうやらスタッフ募集自体も長期のアルバイトを募っているようだ。
だから今日、ユキノが向かったジャパニーズレストランも
この日だけで10人以上の面接希望者が出たらしい。
昼前に面接に向かったユキノが昼過ぎに帰って来た時間頃に僕もちょうどライティングがひと段落し、スーパーに買い出しへ出た。
最近は晩酌をしているため、僕だけはつまみを大量に購入した。
オーストラリアは物価が高いと言われるけれど、
自炊をしてシェアハウスに住めばそんなことはない。
今なんか1日あたり15ドル(1200円)もかければ、光熱費・ネット代・食費も込みで生活ができる。
是非とも日本でも続けたい生活水準だが、こんなに安く過ごすことはできないんじゃないだろうか。
買い出しから帰るとユキノに髪の毛をカットしてもらった。
ビフォーとアフターは言わずともわかってもらえると思うが、
寝癖も相まってビフォーの髪の毛が酷過ぎることは自覚している。
髪の毛が抜けたら同時に力も抜けたのか眠気が襲ってきたため、
ぼやぼやと布団の上で寝転がっていた。
ただ眠れない。
眠れない状態でじっとしていることができない。
結果的に携帯をいじってしまう。
そんなわけで結局、眠いくせに眠れず時間を浪費してしまった。
眠いながらもライティングを再開させると気がつけば8時前になっていた。
そんなわけでこの日はボロネーゼを作る。
明日もこんな感じで1日が終わるのだろうと思う。
そろそろ新たなことを生活に盛り込んでいきたいと思う。