じゃそれで(Up to you)

オーストラリアで旅をしながらお仕事をする生き方を実践しています。

【パース5日目】ダガーヒルズ→パース(501km)

全くの偶然だがパースに到着したことでオーストラリアを一周している。

 

初めはケアンズからシドニー。これでオーストラリアの東側東西線を走ったことになる。

次にシドニーからパース。これで南側南北線制覇。

そしてケアンズからダーウィン、そして今回のパースで一気に北側南北線と西側東西線をクリアしたわけだ。

 

 

一周するぞと意気込んでラウンドトリップに出たわけでもないので感慨は特になかった。

 

 

そんなダーウィン〜パース車旅もこの日が最終日だ。

 

 

マウントマグネットから60km南下した場所にあるダガーヒルズ付近でキャンプをした僕達はこの日も午前5時に目覚める。

 

しかしあまりの寒さでなかなか布団から出ることはできない。この寒さが僕には懐かしかった。全く嬉しい懐かしさではないのだが。

 

 

車にエンジンをかけ、暖気をしながら再び布団に入り、車内が温まるのを待つ。

 

エンジンをかけ50分ほど経ってから朝食を二人揃って摂り、車をパースに向けて出発させた。

 

 

 

ダガーヒルズからの道は見所が割とあった。

 

 

最初に僕達を迎えてくれたのは規格外の菜の花畑だ。時速110kmの車から動画を撮ったが30秒ほど菜の花畑が画面を埋め尽くした。そんな畑が何十もある。

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今が旬なのか景色は菜の花色。そしてこの地域の土が黄土色なので、地面はやたらと黄色が目立った。

 

 

そして二つ目の見所はいよいよパースの手前100km程になった付近にあるニューノーチャ(New Norcia)という町だ。

 

 

ここには手洗いついでに寄っただけなのだがかなり美しい町だった。

 

小さい町だが、建物全てが歴史的建造物のように、いやどの建物もどこかしらに歴史的な由来の書かれたボードが立っているのだ。

 

 

教会や鐘楼、キリスト系のカレッジなど、どこをとっても観光地になりそうな町だ。

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ニューノーチャに行くには95号線を少し外れる必要があるが、その道にも綺麗な湖などもあり一見の価値がある。

 

 

 

手洗いを済ましたのち、居ても立っても居られなくなった僕はユキノに許可を貰い、一番気になったキリスト系のカレッジの内部をうろうろした。

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軽く内部を見回り満足した僕達は引き続きパースに向かった。

 

 

パースに近づくにつれ、町同士の間隔が狭まり、規模も大きくなる。この演出が僕達をわくわくさせた。

 

 

 

そしてついにパースに入る。この日は市内には入らず、明日の車返却に備えてレンタカー会社の近くの駐車場に停めることにした。走行距離制限もあり、車で優雅に市内観光とはいかないのだ。

 

 

駐車場に停めると各々、おもいおもいに昼食を購入する。

 

僕はこんな時でもあまり贅沢ができない性質を持つため、コールスで割引になっていたマンゴークリームロールを1ドルで購入して食べた。

(口が甘々になったので、食パンの上にポテチとマヨネーズをかけた健康を害するやつも食した)

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ユキノはこの旅でずっと食べたがっていたハングリージャックのハンバーガーセットを食べた。

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その後も各々に時間を過ごした。僕は朝食で使用した食器を洗い、ユキノは明日のためにパッキングや車内の片付けをしてくれた。

 

 

 

そこからの僕の怠惰っぷりときたらなかった。ただただ車のベッドでごろごろし続け、ユキノにここまで書いた日記を音読し続け、時間を持て余した。

 

 

 

夕食の時間になると僕達は再びハングリージャックに向かう。

ユキノはここぞとばかりに10ドル以上する豪華なハンバーガーを食べた。

 

僕と同じぐらい経済面で困っている彼女だが「食べたいものは食べる」というスタンスはブレない。

僕も彼女を見習わなくてはならない、と思いながら粛々と「ハッピーセット」的なやつを頼んだ。

(奥の大きいのがユキノのもの、手前の小さいのが僕のもの。遠近法を使っても大きさは誤魔化せない)

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店内のトイレで歯磨きまで済ませて車内に戻る。早起きをした僕はすでに睡魔との戦いが始まっていたためすぐさま寝入ってしまった。

 

その間、ユキノはクラウドソーシングの仕事をしたり、シェアルームへの連絡を取ってくれていたらしい。

 

 

さていよいよパースでの生活が始まる。明日は以前、僕が一週間ほど滞在したバックパッカー宿に停泊をして、1日でこれから滞在するシェアルームを探さねばならない。

 

そこが決まり次第、僕は再びライティング、ユキノは就活を始めることになる。

 

 

世界で最も美しく孤立した街、パースでの生活が始まろうとしている。