【パース10日目】電車でGO(Midlands Line)
今日は、昨日のユキノの提案で、パース駅から我がシェアハウスまでの各駅に降り立って、それぞれの駅の偵察をしようということになっていた。
一方で僕は、18日までに終わらせなければならないライティングを20本以上溜め込んでいたためそちらも今日中には終わらせなければならなかった。
そのためいつも通り7時前には起床してパソコンを叩き続けた。
ユキノが起きてくるころには終わりの目処も見え、(このように書くと彼女の起床が遅いように読み取れるがその通りで、彼女は何時間でも寝れる才能を持っている)
ブランチにスープパスタを作った。
ブランチを食して、まずはパース駅に向かった。
各駅偵察の前に、僕は寝間着を、彼女はバイト先候補の店舗に履歴書を運ぶ用事があった。
パース駅に着くと惹かれるようにパティスリーに吸い寄せられる僕たち。
このスイーツの第一発見者であるユキノは満面の笑みで、
「レモン ”マグネット” パイ 美味しそ〜!」と言っていた。
僕は一瞬錯乱したが、それが「レモン ”メレンゲ” パイ」の誤読だということに気づく。
口に出す前に食べ物とマグネットの相性の悪さを考えなかったのだろうか。
パース駅から出て歩いていると「オフィスワークス」を発見する。
オーストラリアでコピー機を使用したい場合はここだ。
豪州では日本のコンビニのようにどこでもコピー機があるわけではない。
そしてワーホリ生の多くは履歴書をポスティングのように配りまくるようで、
そんな時にはこのお店でコピーをするしかない。
二人の用事を終わらせ、パース駅近郊のおしゃれ通りを縫うようにして歩いた。
今週から暖かくなると聞いていたが、未だ風が強く寒い。
緯度が同じぐらいのシドニーでは同日最高気温三十度を記録したようだが、
パースの夏はまだ遠そうだ。
そんなわけで各駅偵察を始めた。
パース(Perth)駅から、僕たちの住むメルサム(Meltham)の間には5駅ある。
電車の駅順で言うと、
Perth→Mclver→Claisebrook→East Perth→Mt Lawley→Maylands→Meltham
という順番だ。
ということで最初に降りたのは「Mclver」駅。
相変わらずウォールアート?がたくさんある。
駅から徒歩2分程度のところには「Deaf Community Centre」も。
難聴を患う方が集まる場所。
不気味なウォールアート。
中国人店主の床屋は残念ながら閉店中。
どうやら月曜休みのお店が多いみたいです。
ミラクルカフェ。フリーフードとフリードリンクが配られる場所。
ここは駅の真隣。
ミラクルカフェの全景
「Mclver」はパース駅の真隣にある駅だけれど割と閑散としていて、ベッドタウンとしてはちょうど良さそう。
アボリジニセンターなどがあったのでアボリジニの人がたくさん住んでいる地域のよう。
次に向かったのが「Claisebrook」。
ここはハイウェイの真横にある駅なので、残念ながらウロウロ偵察するような場所ではなかった。
ただ駅前には、パースの無料バス「CAT」がある見たい。
これで市内まで無料でいけそう。
駅はハイウェイをまたぐ歩道橋に繋がっていた。
上がって左を向くとパース中心部の高層ビルが見える。
対して何もない駅が連続し、僕たちは大本命「Maylands」に降り立った。
ここは電車に乗っている時からある程度栄えている地域だということがわかっていた。
駅前にはモーテルがある。
「駅弁」はもはや世界共通語に。ちなみにこの店は駅とは違う場所にある。
おしゃれ〜なカフェも駅近くにはたくさん。
紅茶専門店ではテスターが外に並べられており、「飲め、飲め」と言わんばかりにポットが並んでいる。
おなじみウォールアート。
ウォールアートはたまに見るから良いんだと気づき始めてきている僕。
そして帰宅前にパティスリー兼カフェに寄ることに。
ユキノが長らく抱いていた「ミートパイを食べる」という願望を叶えるために。
ここはMaylandsの駅前通りにある「Starswiss」というスイスケーキのお店。
渋いおじちゃんが(おそらく)焼いたケーキやホットフードが魅力的。
僕たちはここでミートパイとフルーツタルトを注文して食べた。
店内はおしゃれにポスターアート。
しかしおじちゃんがレジからテーブル席に出てこれる隙間がないから掃除不足?
床がちょっとケーキのカスで汚い。
味は間違いなく美味しいのでできればまた来たい。次に期待。
ミートパイとフルーツタルトを食べてご満悦の僕たちは家に戻ることに。
特急電車に間違えて乗ってしまい行き過ぎるという失態を犯しつつもなんとか最寄り駅まで到着した。
(行き過ぎたので帰りの電車を待つ僕)
帰る前に安酒を数本買って帰る。
ライティングはお酒が入った方が酔拳のような感じでタイピングが早くなることに最近気づいたのだ。
帰宅すると飯を食べ、僕はライティング、ユキノはスマホ内で農場を築いていた。