じゃそれで(Up to you)

オーストラリアで旅をしながらお仕事をする生き方を実践しています。

【パース16日目】Only27 まだ踊り足りない

まだまだやりたいことが沢山あって踊り足りない森島です。

足りないのは時間と体力。健康は資本。

 

Only27 まだ踊り足りない

LONELY NIGHTSに何かを確かめ合い

ノリだけの時とは何か違う

頭使っててもまた間違う

LONELY NIGHTS

tofubeats - LONELY NIGHTS - YouTube

 

この歌詞には二つの解釈があって、

「まだPM27:00(午前3時) 踊り足りない」

「まだ27歳 遊び足りない」

今の僕の気持ちを表すには後者の面持ち。

 

27歳と言えば学生の頃はだいぶ大人だと思っていましたが、

27歳になった今思うのは、「みんな年相応に繕っているだけなんだ」ということ。

 

僕はまだまだ27歳らしくなれそうにありません。

もう少し踊り続けたいと思います。阿呆だしね。

 

 

 

 

自分に焦点を合わせたい27歳

(焦点合わせ中。奇跡的に動画の映像とシンクロ)

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今年はもっともっと自分に焦点を合わせたい。

 

他人基準に合わせて物事を考えたり、

他人の目線を気にして生きていると、

恥ずかしがり屋な僕はとてもパフォーマンスが悪くなってしまいます。

 

 

「誰のことも気にしない」というのは難しいですが、

「自分に焦点を合わせる」ということは意外とできるもので、

何かしら一生懸命になっていると他人のことは忘れられます。

 

だから「人の意見は気にするな」というのはズレた言い方なんだと思っています。

 

「自分に焦点を合わせる」には、やっぱり自分のやりたいことをやっているというのが最も都合がよく、自分の好きな人とだけ関係を持っているというのがいいのでしょう。

 

S.L.A.C.K.もWeekendで「俺に異議ありなやつは帰りな。今は受け付けてないのさ」と言っていますが、そんな心持ちで過ごしたいものです。

 

今日の日記(割と詳細に)

いつもと特に変わらず朝早くからライティングをした誕生日、朝7時。

信じられないぐらい早い時間から母親とユキノからお祝いのメッセージが来ていて本当にありがたいと思った。

 

こうやって誕生日を意識してもらっているということはとても幸せなことなんだと改めて思う。そこに祝ってくれる人数とかは関係ない。そう思えたことが自分自身の成長なのかもしれない。

 

 

それでも誕生日ということを言い訳にこの日は前から気になっていたゲームソフトを買いに行くことにした。

欲しいものぐらい誕生日を言い訳にせずとも買いたいものだけれど、そういうところがまだまだ小物で恥ずかしい。

 

 

昼前に早めの昼食を摂ってユキノとともにパース市内に出ることにした。

 

この昼食がかなり美味しかった。

決め手は間違いなくキャベツと豚を蒸したことだ。

これからも蒸しを多用していきたい。

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パース市内に着くと、まずユキノの所用を済ます為に洗顔剤などを買いにLUSHに行く。石鹸が売られているのだが、どう見ても食べれそうな見た目のものばかりで僕は甘いものが食べたくなった。

 

 

ユキノの所用が済むと次にゲームショップに行った。

 

そこで僕は欲しかったものは見つからなかったけれど、$7程度で第三候補ぐらいに入る「スカイリム」というゲームソフトを買った。

 

 

パースでは電車の切符を買ってから2時間は何度でもその切符を使える。

 

僕たちが買った切符の使用時間がまだ1時間以上残っていたため、ケーキ的なものを食べることにした。

最初はユキノがアップルパイを食べたいと言っていたのだがその店は閉まっていたらしく、たまたま目に入ったパンケーキを食べることにした。

 

僕はこれまでよく見かける分厚いパンケーキを食べたことがほとんどなかったため、

一度どでかい・分厚いパンケーキを食べてみたかったのだ。

 

 

そういうわけで入店前に(意図的に)値段表を見ずパンケーキ屋に直行。

しかしそこは「パソケーキ」屋だった。

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そこで僕は「パッションマンゴーパソケーキ」を注文した。

味は本物。(本物を食べるのは初めてだけど)

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 (ゲームとパンケーキでご満悦の僕。子供の心を忘れない27歳)

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気づけば切符の時間も残すところ10分程度。急いで僕たちは駅に戻った。

 

家に帰ると少し休憩をして、自然と話は「夕ご飯何にする?」という話題になる。

 

前日、僕の失態でご飯を大量に炊いてしまったため、それを使う運びになる。

ユキノが「ドリア」を作ろうというナイスアイディアを出してくれたため、

初めてのドリア作りに。

 

 

ドリアの製造工程

(運よく落ちてた)耐熱皿にマーガリンを塗りたくり、ケチャップライスをば。

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その上にユキノが白いパスタソースとベーコン、卵、ミックスベジをトッピング。

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その上にチーズをかける。これはご飯に混ぜたほうが焦げなくてよかった。

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グリルで15分焼くとこんな感じ。グリル内からグツグツいい音がしていました。

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完成。熱すぎて持てず。美味しかったです。

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意図せずなんだか今日はお誕生日らしきディナーとなってくれた。

きっとユキノの誕生日もドリアだ。

 

 

夕食後はまた再びライティングをした。

ユキノはパックをしていた。本当に怖かった。

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【パース15日目】自分を足らせる(満足させる)物を知っていることこそ本当の幸せだ

晩酌に数杯のお酒といくつかのお菓子を食べながらYoutube日本昔ばなしを見るこの上なく幸せな夜を幾晩か送っている。

 

 

 

知足の生活こそ本当の幸せ

ユキノからはたまに「欲がない人だ」と言われる。

 

僕は欲のままに生きているつもりなんだけれど。

 

朝からパソコンを触って、昼と夜に美味しいご飯を食べて、夜に晩酌をする。

これだけで僕は満足だ。

 

 

(昼に作ったバターチキンカレーライス。カレー屋さんになろうかな)

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「自分を足らせる(満足させる)物を知っていることこそ本当の幸せだ」

 

と思う。

 

 

上を見て「もっともっと」と思うことを向上心というけれど、

僕はすっかり向上心を失ってしまった。

 

ただ好きなことができて、少しばかりの分かり合える友人がいればそれで十分だ。

 

 

インターネットがあってよかった

 

ブログやSNSを毎日地道に書き続けて、慣れない本音を発信し続けていると応援してくれる人がいることが分かった。

 

それは意外と高校の時の友人だったり、

大学の時にたまに会話する程度の人だったり、

小学校からの友人だったり。

 

社会に出てから本当の自分を見つめる人が多いんじゃないだろうか。

 

大学時代のよくつるむ友人関係は楽しかったけれど、

逆に今はあまり交流しない人も多い。

 

そういう人は意外とその場限りだったりして、

あまり応援しあえる関係には発展しない。

 

意外な人が意外に読んでくれていて折に触れて応援してくれたりする。

これが本当に嬉しい。

 

よく考えればインターネットがなければ得ることのできなかった恩恵だなと思う。

インターネットを開発してくれた人に今度ご飯を奢りたい。

 

(卵に包まれてないタイプのオムライス)

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情報通より行動できる人でいたい

ユキノなんかを見ると「手に職を持つ人は強い」と思う。

 

彼女などはパースの日本人コミュニティサイトに「出張カット」の記事を載せただけでサクッと4件も依頼をゲットしている。

 

美容師なんかは1ヶ月に1回、同じ人が巡回するので固定客を沢山ゲットしたら楽勝だ。

それに海外はやっぱり同国人同士でコミュニティを作りやすいので口コミが広がれば勝ちだ。それもユキノが行動を起こして、お金を稼げるプロになったから。

 

 

僕が好きな人は行動を起こして、何かしらのスキルや人脈を形成できる人だ。

このご時世、インターネットがあるから情報通になっても仕方がない。

 

手に職がある人がやっぱり強いのだと思う。

 

それは僕にも当てはまる。

気になることは調べて終わりじゃなくて、ちゃんとスキルになるまでやってみる。

ちょうど明日が誕生日なので生まれ変わった気持ちで色々とやってみましょう。

 

 

27歳でやりたいこと

・本を書く

・プログラミングでお金を稼ぐ

・翻訳をする

・オリジナルリミックスを作る

 

特に僕は翻訳について今は思いがある。

僕に人生を変えるきっかけをくれたと言っても過言ではない洋書たちは、

翻訳家がいなければ読めなかったのだから。

 

僕も人が人生を変えるきっかけとなる洋書を翻訳してみたいと思う。

 

 

本日の日記(手短に)

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今日も今日とて早起き。もはやいい感じのルーティンになってきている。

 

昨晩、「明日は早いから」と気合いを入れて8時半ごろに寝室に向かったユキノはまだ眠っている。

 

 

彼女は起きると支度をして、出張カットに出て行った。

久しぶりに家に一人の状態だ。

 

と言ってもやることは同じでパソコンいじり。

土日はクライアントも休みのため、溜まっている仕事をただこなすのみだ。

 

 

昼前になると最寄駅に向かい、ユキノを待った。

帰りに一緒に食材の買い出しをする約束をしていたのだ。

 

 

そんなわけで彼女が所望したカレーの材料と不足していた物などを買い帰宅。

昼は約束通り、カレーライスを作った。

 

昼食後は昼寝をし、目が覚めるとまたパソコンを触っていた。

 

オーナーのショウイチさんが夕方とも昼ともつかぬ時間から酒を飲んでいたため、自然な流れから色々なことを喋った。

 

その中で知ったのだが、オーストラリアのセカンドビザが「買える」というのだ。

もちろん違法なのだが、経緯は以下の通り。

 

 

オーストラリアでは原則セカンドビザを入手するためには3ヶ月間、ファームの仕事をせねばならない。

 

つまりセカンドビザを申請するためにはファームからの証明書が必要なのだ。

この「証明書」がミソだ。

 

悪い(と書いて融通の利く)ファーマー達は、この証明書を相場1000ドル程度で、

「ファームはしたくない。けれどセカンドビザは欲しい」

というワーホリ生に売りつけるらしい。

 

そこまでしてオーストラリアで2年目を過ごしたいとも思わないが、実質的にはセカンドワーホリが(あくまで違法だけれど)できる。

 

しかも1年間働きづめの者よりも、空白期間を多く持つ者の方が、

 

「この期間にファームをしていました」

と言いやすいため、僕なんかは非常に申請が通りやすいんだという。面白い話を聞けてしまった。

 

 

 

そんなわけでなんだかんだとライティングの仕事を止めて、小一時間、談笑をし、ユキノが部屋から出てきた段階で晩御飯にオムライスを作った。

 

今日は初めてルッコラとかいう草を買って、付け合わせにしたのだけれど、この草、草のくせになかなか美味しかった。

 

パスタ・トマトソース・かぼちゃ・じゃがいも・玉ねぎ・卵に食傷気味のユキノの希望で買ってみたのだけれど、買ってよかった。(完)

 

 

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【パース14日目】ヒラ、キャッシュカードを失う(1ヶ月ぶり2回目)

新たに発行していたANZ銀行のキャッシュカードをまたもや失うパース14日目

 

 

 

 

パースの朝はライティング

もはや6時台に目が醒めるのは当たり前で

起きるとコーンフレークとコーヒーを飲みながらパソコンを触っている生活。

それだけ早く起きてもオーナーさんとは出会わないのでもっと早くに出勤をしている

いつも温まったポットだけが残されている。

 

 

 

最近は継続依頼で一文字単価が1円に近いものを沢山受けられていてとてもありがたく

それ以外で受けているのは僕にライティングとSEOの基礎を教えてくれたクライアントからの依頼ぐらいだ。

 

世話になったクライアントの依頼は文字単価が0.3円くらいで、

今受けている仕事と比べるとかなり低いのだけれど、

それでも人間的繋がりを感じていて嫌な感じはしない。

 

そう思うとお金以外に人が働く意味ってやっぱりあるんだなあと思う。

 

そのクライアントは低い予算を何かしらの付加価値で補っている。

だから僕は依頼を受け続けるし、これからも適当な原稿は作らないと思う。

 

 その何かとは僕が思うに、

他のクライアントにはない「人間的なやりとり」 だとか「丁寧なやりとり」だとか、

そんなところだと思う。

 

昼はパース市内でお出かけ

この日はユキノがパースの中心街にある

コリアン・ジャパニーズレストランのアルバイトのトライアルがあった。

 

トライアルというのは採用一歩手前の試用期間的なもので、

実際の働きを見て採用するかどうかを決めるといったものだ。

 

日本のアルバイトではあんまり聞いたことがないものだけれど、

とても合理的な仕組みだと感心している。

 

 

そんなわけで僕もユキノに引っ付いて市内まで行き、

トライアルが終わった彼女とそのままトライアル先でご飯を食べた。

 

(10ドルのプルコギ。プルコギってコレのことなんだと初めて知った。

 恐らく料理三大「あ、コレ、アレのことなの?料理」の一つ)

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(ユキノはトライアルの報酬でアボカドのヤツを貰って食べていた。15ドルらしい)

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この日はもう一つ目的があった。

それはパースの中心街を無料で回れるバス、その名も「CAT」に乗ることだった。

 

気候に併せて、無料バスが巡回しているというのも、

パースが住みよいとされている所以だと思っている。

 

レストランから出た僕達はちょうど巡回しているCATを見つけダッシュで乗り込む。

そのままパースの市内を回り、

ユキノがもう一つ見つけてきたブライダル専属の美容室を見学した。

 

気が済むと再びCATで市内に戻り僕達はANZ銀行に向かった。

 

長らくユキノに借りていたキャッシュカードから財産を抜き取り、

僕がダーウィンで発行しておいたキャッシュカードにお金を移し替えるためだった。

 

パースの悲劇

今思えば僕が馬鹿だった。

 

新たに発行したキャッシュカードのパスワードが合致せず、

心当たりのある番号4桁を4回打ち込んだ結果、

キャッシュカードは帰らぬ人となったのだ。

 

いや、正直に言えば心当たりのある番号は最初の1回だけで

後の3回は設定したはずのない僕の誕生日なんかを打ち込んだりしていたのだ。

 

 

それでも最悪のケースになるとは思っていなかった。

日本ならばパスワードを幾度か間違えても1日使えなくなる程度なのに、

ANZ銀行ではATMに入れたキャッシュカードが飲み込まれたまま返ってこない。

そんなことになるなら辞めておいたのに。

 

 

僕は男前のスタッフに確認した。

「コレ…。カードは戻ってこないのですか?」

 

彼は残念そうに首を振って、どこか憐れみを込めた表情を浮かべた。

僕はその時、彼(カード)が返ってこないことがはっきりとわかった。

 

もうキャッシュカードは持ちたくない

とは思うものの現金を持っている方が僕は無くしてしまうだろう。

昔から貴重品を無くすことだけは得意だった。

 

そういうわけで僕のカードを飲み込んだATMを後にして

カウンターに向かった。

再発行申請はコレで3週間ぶり2回目になるが仕方がなかった。

 

全く関係はないけれど、そのまま僕達はジェラートを食べた。

美味しかった。

 

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【パース13日目】楽しい仕事の条件は無酸素運動となり得るかどうか

今日、あることに気づいてしまった。

楽しい仕事の条件は無酸素運動となり得るかどうかではないかと。

 

ライティングはほぼ無酸素運動と同じだ。

頭に溢れてくる言葉を手が痺れるまで、もしくは言葉の弾数がなくなるまでタイピングし続ける様はほとんど指先だけのスポーツ。

海外に来て太っていないのはライティングのお陰だと思うぐらいだ。

 

 

ラーメン屋のバイトやポスティングの派遣、

ヤマザキパン工場で延々と北海道蒸しパンのカップを型にハメ続ける作業、

テストの丸付け

 

これらをしている時、僕は楽しかった。

瞬間的に集中して、没頭して一連の作業を続けることができる仕事はスポーツと同じで楽しいのだ。

 

だから楽しい仕事とは無酸素運動となり得るかどうかなのではないかと思う。

 

いちいち動作を止めて思考をしなければならない物事は煩わしく、

慣れ親しんだゲームやスポーツをするように体に馴染んだ動作を繰り返すことは没頭につながるのだと思う。

 

 

 

ライティングはとても楽しい。

慣れたテーマの文章ならてより先に文章が頭の中に浮かんでくる。

それをタイピングする速度が間に合わなかったり吊りそうになるからそれだけが今は厄介だ。

きっとマラソン選手が自分のペースを作っているときに足の吊りを恐れるのと同じような感覚だと思う。

 

 

そしてきっとどんな仕事も没頭できるところまで極めると楽しい。

 

大切なのは自分の体力や身体能力と釣り合っていて、

長時間持続可能な仕事なのかどうかということだけだ。

 

 

僕は冷蔵室で野菜出荷の派遣の仕事をしたことがあるけれど、

それは体力的にも、末端冷え性な体質的にも没頭できなかった。

僕には長時間持続可能じゃなくて、身体能力的にも適していなかったということだ。

 

 

以前、僕は仕事を選ぶ条件として

 

・自分の好きなこと

・自分の得意なこと

・社会的に役に立つこと

 

の三つを挙げたけれど、これは言い換えると

 

・自分の好きなこと  → 長時間持続可能なこと

・自分の得意なこと  →身体能力的に適していること

・社会的に役に立つこと→???

 

と当てはまるのかもしれない。

 

今、仕事が「長時間持続可能じゃなくて」、「身体能力的にも適していない」人はもしかすると適していない仕事をしているのかもしれません。

 

 

 

PS.

ブログは今の所お金にならないけれど、それでもやっぱり自由で楽しい。

ライティングの仕事を一日やりきって、風呂上がりに酒を飲みながらブログを書くとかいう、もはや書くことしかしていない毎日だけれどやっぱりブログは特別だ。

 

 

そういう意味ではこの間、本を書いたのも(しんどかったけど)楽しかった。

自分の考えをそのまま書ける、世に出せるというのは僕にとってはとても大切。

 

 

 

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【パース12日目】他人の目線はどうでもいい

 

視野を広く持つことがいいとされているけれど僕はできるだけ視界を狭くしていたい。

 

夢中になれるものがあって、

仲良くしたい人以外はどうでも良くて、

自分が楽しめていたらそれだけでいいと頭では思うのだけれど、

なかなか心底そう思い込めない自分もいるのが実際のところ。

 

視野を狭めて、狭めて、興味のあること以外はどうでもいいと思える気持ちをこれからは持つ。つもり。

 

 

 

そんなパース12日目。

三日連続で6時51分に目が醒めるのは何かを示唆しているのかもしれない。

と冗談半分で思いながらも朝からライティングを続けた。

 

ライティングもありきたりなテーマはあまり受けないようにしている。

面白くないテーマはやっていてつまらないし、進まない。

 

僕が好きなのは変な(失礼?)依頼だ。

スピリチュアルなものや怪しげな人物のHPに記載されるような文章。

誰もがやりたがらない依頼を僕は進んで受けている。

 

 

昼までかかって2万字の原稿を一つ仕上げた。

その間ユキノはアルバイト候補先に面接に向かっていた。

 

パースではなかなか思うように仕事が見つからないのが現実だ。

店先やガムツリーにはあまりスタッフ募集は出ていないし、

どうやらスタッフ募集自体も長期のアルバイトを募っているようだ。

 

だから今日、ユキノが向かったジャパニーズレストランも

この日だけで10人以上の面接希望者が出たらしい。

 

 

昼前に面接に向かったユキノが昼過ぎに帰って来た時間頃に僕もちょうどライティングがひと段落し、スーパーに買い出しへ出た。

最近は晩酌をしているため、僕だけはつまみを大量に購入した。

 

 

オーストラリアは物価が高いと言われるけれど、

自炊をしてシェアハウスに住めばそんなことはない。

今なんか1日あたり15ドル(1200円)もかければ、光熱費・ネット代・食費も込みで生活ができる。

是非とも日本でも続けたい生活水準だが、こんなに安く過ごすことはできないんじゃないだろうか。

 

 

買い出しから帰るとユキノに髪の毛をカットしてもらった。

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ビフォーとアフターは言わずともわかってもらえると思うが、

寝癖も相まってビフォーの髪の毛が酷過ぎることは自覚している。

 

 

 

髪の毛が抜けたら同時に力も抜けたのか眠気が襲ってきたため、

ぼやぼやと布団の上で寝転がっていた。

 

ただ眠れない。

眠れない状態でじっとしていることができない。

結果的に携帯をいじってしまう。

そんなわけで結局、眠いくせに眠れず時間を浪費してしまった。

 

眠いながらもライティングを再開させると気がつけば8時前になっていた。

そんなわけでこの日はボロネーゼを作る。

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明日もこんな感じで1日が終わるのだろうと思う。

そろそろ新たなことを生活に盛り込んでいきたいと思う。

【パース11日目】お金は簡単に稼げるけれど

そのお金で何をしたいんだろうと思いながらライティングをし続けた一日。

 

ライティングは幸運なことに僕にはとても向いているようで負担感なく、一日中続けられる。ありがたい話だ。

 

ソニー創業者の井深大さんという方が「仕事の報酬は仕事」だと言ったのだけれど本当にその通りで、原稿を仕上げれば仕上げるほど再び仕事は戻ってくる。いい条件で、面白いテーマが。

 

 

僕が辞職するときに次の仕事の条件をこう決めた。

・自分が得意なこと

・自分が好きなこと

・社会的に役に立つこと

 

こう決めたときには、そう言っている本人すら夢物語のような気持ちだったけれどまさに今その条件が叶った仕事をしていることになる。それだけで満足。

 

 

オーストラリアのワーホリ期間、金のために働かないと決めたのは勇気が要った。だって金もないし、周りと逆流することになるから。

 

でも自分がやりたいことが必ずしも周りと同じとは限らないし、むしろ僕は違うことの方が多かった。だから今は逆流してよかったと思っている。

 

このシェアハウスにしばらく住んで、酒飲んで、飯が食えたらそれで満足。それぐらいの生活を維持するぐらいのお金があればそれで満足。

 

 

気づけば満足という言葉をたくさん使っている。それだけ今に満足しているのだと思う。

 

 

そんな今日は、また7時前に目が覚めて相変わらず暖炉に火を焚くのに時間がかかって、やっと火が着いたらそこからはずっとパソコンをいじっていた。

 

ライティング以外にもやりたいことはたくさんあるのだけれど、人間は現金なもので、そのとき一番やりたいことを自然とやっている。だから今は全てのやりたいことをほっぽってライティングに没頭している。

 

といってもやはり寒さは怖く、昼間はチェーンソーで薪を切った。

こんなスローライフを送るなんて。

いや、ダーウィンの頃からすでにスローライフだったか。

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最近、思うのは同居しているユキノの異色さだ。

 

現在住んでいるシェアハウスは日本人専用なので同居人はやはり全員日本人だ。

僕を含めて、各々何かしらで働いている。

やっぱり仕事をしないと落ち着かない、といった感じで働いている(気がする)。

 

そこにきてユキノは昼前までいつも寝ている。

あんまり焦っているようなそぶりはないし、うまく説明はできないけれど達観しているように見える。

それでいて「私は働きマンだよ」と自信ありげに言うので不思議に思う。

 

 

僕がせこせことライティングをしている横で彼女は農場シミュレーションゲームをしている。

僕はそんなときたまにこう思う。「僕はなんのために仕事をしているのだろう」と。

せっかくの二人の生活なのに、こんなに仕事仕事と仕事ばかりしている僕はなんと勿体無い時間の使い方をしているのだろうと感じることがある。(それでいてライティングは楽しいので辞めないのだけれど)

時間の使い方を工夫してもっと豊かな生活を送ろうと思った今日でした。

 

 

そんな彼女も明日、ジャパニーズ&コリアンレストランに面接を受けにいく。

頑張って欲しいと思う。

 

(最近はまっているスープパスタ)

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【パース10日目】電車でGO(Midlands Line)

今日は、昨日のユキノの提案で、パース駅から我がシェアハウスまでの各駅に降り立って、それぞれの駅の偵察をしようということになっていた。

 

一方で僕は、18日までに終わらせなければならないライティングを20本以上溜め込んでいたためそちらも今日中には終わらせなければならなかった。

 

そのためいつも通り7時前には起床してパソコンを叩き続けた。

 

ユキノが起きてくるころには終わりの目処も見え、(このように書くと彼女の起床が遅いように読み取れるがその通りで、彼女は何時間でも寝れる才能を持っている)

ブランチにスープパスタを作った。

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ブランチを食して、まずはパース駅に向かった。

各駅偵察の前に、僕は寝間着を、彼女はバイト先候補の店舗に履歴書を運ぶ用事があった。

 

 

パース駅に着くと惹かれるようにパティスリーに吸い寄せられる僕たち。

このスイーツの第一発見者であるユキノは満面の笑みで、

 

「レモン ”マグネット” パイ 美味しそ〜!」と言っていた。

 

僕は一瞬錯乱したが、それが「レモン ”メレンゲ” パイ」の誤読だということに気づく。

口に出す前に食べ物とマグネットの相性の悪さを考えなかったのだろうか。

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パース駅から出て歩いていると「オフィスワークス」を発見する。

オーストラリアでコピー機を使用したい場合はここだ。

 

豪州では日本のコンビニのようにどこでもコピー機があるわけではない。

そしてワーホリ生の多くは履歴書をポスティングのように配りまくるようで、

そんな時にはこのお店でコピーをするしかない。

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二人の用事を終わらせ、パース駅近郊のおしゃれ通りを縫うようにして歩いた。

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今週から暖かくなると聞いていたが、未だ風が強く寒い。

緯度が同じぐらいのシドニーでは同日最高気温三十度を記録したようだが、

パースの夏はまだ遠そうだ。

 

 

 

そんなわけで各駅偵察を始めた。

パース(Perth)駅から、僕たちの住むメルサム(Meltham)の間には5駅ある。

 

電車の駅順で言うと、

Perth→Mclver→Claisebrook→East Perth→Mt Lawley→Maylands→Meltham

という順番だ。

 

 

ということで最初に降りたのは「Mclver」駅。

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相変わらずウォールアート?がたくさんある。

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駅から徒歩2分程度のところには「Deaf Community Centre」も。

難聴を患う方が集まる場所。

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不気味なウォールアート。

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中国人店主の床屋は残念ながら閉店中。

どうやら月曜休みのお店が多いみたいです。

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ラクルカフェ。フリーフードとフリードリンクが配られる場所。

ここは駅の真隣。

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ラクルカフェの全景

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「Mclver」はパース駅の真隣にある駅だけれど割と閑散としていて、ベッドタウンとしてはちょうど良さそう。

アボリジニセンターなどがあったのでアボリジニの人がたくさん住んでいる地域のよう。

 

 

 

次に向かったのが「Claisebrook」。

ここはハイウェイの真横にある駅なので、残念ながらウロウロ偵察するような場所ではなかった。

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ただ駅前には、パースの無料バス「CAT」がある見たい。

これで市内まで無料でいけそう。

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駅はハイウェイをまたぐ歩道橋に繋がっていた。

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上がって左を向くとパース中心部の高層ビルが見える。

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対して何もない駅が連続し、僕たちは大本命「Maylands」に降り立った。

ここは電車に乗っている時からある程度栄えている地域だということがわかっていた。

 

駅前にはモーテルがある。

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「駅弁」はもはや世界共通語に。ちなみにこの店は駅とは違う場所にある。

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おしゃれ〜なカフェも駅近くにはたくさん。

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紅茶専門店ではテスターが外に並べられており、「飲め、飲め」と言わんばかりにポットが並んでいる。

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おなじみウォールアート。

ウォールアートはたまに見るから良いんだと気づき始めてきている僕。

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そして帰宅前にパティスリー兼カフェに寄ることに。

ユキノが長らく抱いていた「ミートパイを食べる」という願望を叶えるために。

 

ここはMaylandsの駅前通りにある「Starswiss」というスイスケーキのお店。

渋いおじちゃんが(おそらく)焼いたケーキやホットフードが魅力的。

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僕たちはここでミートパイとフルーツタルトを注文して食べた。

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店内はおしゃれにポスターアート。

しかしおじちゃんがレジからテーブル席に出てこれる隙間がないから掃除不足?

床がちょっとケーキのカスで汚い。

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味は間違いなく美味しいのでできればまた来たい。次に期待。

 

 

 

ミートパイとフルーツタルトを食べてご満悦の僕たちは家に戻ることに。

特急電車に間違えて乗ってしまい行き過ぎるという失態を犯しつつもなんとか最寄り駅まで到着した。

(行き過ぎたので帰りの電車を待つ僕)

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帰る前に安酒を数本買って帰る。

ライティングはお酒が入った方が酔拳のような感じでタイピングが早くなることに最近気づいたのだ。

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帰宅すると飯を食べ、僕はライティング、ユキノはスマホ内で農場を築いていた。