じゃそれで(Up to you)

オーストラリアで旅をしながらお仕事をする生き方を実践しています。

セブ島でバイク借りたらイレギュラーばかりだった話

予防医学では幸せを

 

「毎朝希望と共に目覚め、夜満ち足りて眠ること」

 

だと定義しているそうですが、フィリピンに来てから毎日そんな気持ちで過ごせている森島です

 

 

 

今日はLabor Day(勤労感謝の日)だったので、

昼からバイクを借りて無計画にセブ島内を走り回ることにしましたが

本当にイレギュラーなことばかりのツーリングになりました

 

 

11:30頃に活動を開始した僕はまず

フィリピンのファストフード最大手「jolibee」に行き

チーズヤムバーガーを注文しました

 

この間マクドナルドの「クリスピーチキン」(日本で言うチキンクリスプ)を

食べたら日本のクオリティの4割減ぐらいだったのであまり期待していなかったのですが、とても美味しかったです。

フライドポテトもとても美味しかったので、

フィリピンでは「jolibee]派になりそうです(コーヒーがないのが残念)

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その後、レンタルバイクのお店で「smash」と言うバイクを借りました

24時間で400P(千円くらい)!とても安いですね

 

ただこのバイク、この時点でガソリンと速度メーターが動きませんでしたし

48万キロ走行の老齢バイクでした

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フィリピンは交通量も多く、クラクションも鳴らしまくり、運転も荒いので心配だったのですが

運転してわかったのはみんな割と安全運転を心がけています

クラクションは交通量が多いなりの「通るよ〜」と言う安全確認なのかもしれません

 

 

 

バイクを借りて、とりあえず海に向かうか、と言うことで

海の方面に適当に走らせるとシーサイドロードに出ることができました

 

 

適当に走っていると大きなモールが有ったので入ってみました

中でぶらぶらしながらシンガポールで見た以来飲みたかった

ココナッツジュースを飲みました

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甘くて喉が逆に乾いたので

ジェラートを買って食べました(また甘いの食べてる)

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その後シーサイドロードに再び戻り、

一度だけ海沿いにバイクを止めて海を見ましたが

海はどこを見ても大体同じな感じがして割とすぐ退散しました

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ところで海沿いに海が立っていて、その付近の海で沢山の子供が遊んでいました

先生から、「海沿いのスラムは海に足が付いているところもある」と聞きましたが

あれがその一つだったのかもしれません

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適当に走らせていると隣町の「タリサイ」に着きました

こここそ本当にローカルな感じで、とても面白かったです

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まず出会ったのがTabunocの「San Isidro」というチャーチでした

祝日だったのでたくさんの人がいらっしゃり、

美しい讃歌が歌われていました

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フィリピンには本当にたくさんの宗教関係施設があって美しく整備されています

様子を見ていると信心深さが伝わってくる人がほとんどです

 

僕は無宗教なので、信心深いという感覚はあまりわかりませんが

シンガポールのモスクで話した教徒の方と話したときに

「みんな何を祈っているの?」

「正しい道に導いてもらえるように祈っているよ」

と言われた時に、僕も神に対してではないけどそういう感覚は持っているし

彼らの気持ちがわかる部分もあるように思いました

 

フィリピンのチャーチでは、みんな「お金が欲しい」と祈っていると

先生から聞きましたが、国によって、経済状況によって、

祈る内容が違うことはわかります

 

 

その後、またバイクでぶらぶらとし始めました

フィリピンの多くは1階建てで、あまり大きな建物はありませんが

その中で一際目立つ大きなモニュメントに出会いました

「HERITAGE OF CEBU」というそのまんまな名前の像みたいでした

写真では伝わり切りませんが本当に圧巻されるモニュメントでした

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その後、「coron street」付近に移動しました

ここはこの間記事にした「carbon market」の付近になります

 

 

ここは本当に都会で、

モールは沢山あるは、コンビニ、ファストフード店はあるは、

屋台はあるはですごく賑やかな通りです

でもストリートチルドレンも沢山いて、

裸の子供が走り回っていたりもしました

 

 

適当にモールに入り、前から「レチョン」(焼き豚)が食べたかったので

注文すると、間違えて「アドボ」(揚げ豚)を注文していました

とても美味しかったです。これで50P!(150円くらい)

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バイクに戻り、走っていると気になる商店街のような通りを見つけました

 

入ってみると奥にはコートがあり、

そこで「dayon-dayon」というフィリピン版バレーボールが行われました

 

観戦していると沢山の人が「写真撮って〜」と声をかけてきてくださり

奥の椅子に呼ばれて観戦をさせてもらいました

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その時にもらった「BUKO JUICE」がとても美味しかったです

イラスト通りココナッツジュースなのでしょうけど

味はポカリスエットのような感じで、その中にカルピスゼリー?みたいな

ものが入っているものでした。

濃い味付けの食べ物が多いフィリピンで、

とても日本人にあったドリンクだと思います

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地元の方しかいない、こんな隠れた場所での試合観戦に参加できるなんて

本当にラッキーだと思います

 

 

 

その後、またバイクを走らせていると

「INAYAWAN PUBLIC MARKET」という市場がありました

こういう場所を見つけると見過ごせずに入って行ってしまいます

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おそらくとてもローカルな市場なので、

かなりの視線を感じながら写真を撮ってまわりました

視線といっても敵視ではなく、興味がありそうな視線で、

こちらから挨拶すると笑顔で返してくれました

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市場には、この間から気になっている「シニガンスープ」がありましたが

この時は見送りました(かなり美味しそうだったのでいつか試します)

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昨日、セメタリーに入って

「もう少し、ローカルな場所でも入っていけるかも?」と思った僕は

市場の近くの路地に入って行きました

 

とても狭い路地に家が所狭しと立っており

休日らしく、人が集まってビリヤードをしていました

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子供達が僕に興味を持ってくれたようで

市場に戻るまで付いてきてくれて、

バイクを押すのを手伝ってくれたり、握手をしてくれたり、

最後は「また来てね〜」と送り出してくれました

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その後は日本の物を輸入して販売しているお店に出会ったり

再び大きな教会に入ったりしました

教会のラジオから流れていた曲がとても雰囲気にマッチしていて思わず調べました)

 

 

一度、夕ご飯を食べに学校まで戻ることにしました

地図を見ずに戻ろうとしていたので、

途中昨日のセメタリーを通ったり、空港付近まで行ったり

無茶苦茶なルートで帰って行きました

 

 

夕ご飯を取り、今日のメインイベント、

マウンテントップス(セブの「Busay」にある夜景が綺麗な山です)を

見に行くことにしました

 

普段、移動手段が足しかない僕にとって今日は絶好の機会でした

タクシーやバイクタクシーでは200〜300ペソかかってしまいます

 

しかし、ここで不安なことがありました

このバイク、前後のライトが点きませんでした

 

道中、山道。ライトがないバイク、危ないに決まっています

それでも気持ちを抑えられずi-phoneのライトを付けながら走ることにしました

 

 

 

 

走っているとバイクのエンジンが高熱を発し始めました

そして急勾配では全然前に進まなくなりました

マウンテントップスまで、上り坂は押して行く必要がありました

 

とりあえず進めるところまで進みバイクを止めると、

バイクタクシーのおじさん達がバイクを押して来た僕を見て

「壊れたの?」と声をかけて来ました

その時点で僕は壊れているんじゃなくて、バイクが老齢だからだと思っていました

 

しかしおじさん達は寄ってたかって僕のバイクを見はじめ

原因はエンジンオイルが空っぽだったことがわかりました

整備不良が原因でした

 

おじさん達はしきりに僕に

「店閉まる前に僕らのバイクタクシーを利用して街までエンジンオイル買いにいったほうがいいよ。その状態では街まで戻れないよ」としきりに勧めてくれます

 

時間は7時過ぎ。多くのお店が8時ごろには閉まります

 

しかし僕はマウンテントップスに向かうことに決めました

ここまでバイクを押して来たのに戻れるか、というヤケクソな気持ちと

いいじゃん、バイク壊れたらそれはそれで面白いやん、という気持ちがありました

 

 

そこから20分ほどかなりの急勾配を歩き続け、なんとか頂上まで登りました

海を見たときも書きましたが、再び書こうと思います

夜景も大体どこを見ても変わらなかったです。変わらず綺麗でした

 

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そこからバイクの元に戻り、エンジンをかけましたが中々かからない

万事休すと思った時にかかりました

 

その後は、なんとかお店まで行くことができました

 

帰り際、僕はエンジンオイルのことを伝えました

店員はガソリンメーターが壊れていることを知らなかったので、僕に

「ガソリン満タンじゃないよ!」と行って来ましたが

 

メーターが壊れていること、

初めからガソリンは満タンではなかったこと、

出発時にその事は他のスタッフに確認したこと、

ライトが全くつかないこと、

エンジンオイルが空なので補給しないと壊れてしまうこと

 

を説明しました。ちょっと自分の英語力上がったかも?と思って嬉しくなりました

色々とあった本日でしたが無事に戻ることができてよかったです

 

 

(感想)

バイクに乗っていると色々な考え事をしますが、今日海を見たときに「特にどこの海も変わんないな〜」と思った時にふと考えたのがこんなことです

 

普段から僕は割と自分が試してみたいと想ったことを見過ごしてしまいます

例えばフィリピンに来て見過ごしているのが

・レチョン食べたい

・ピザ食べたい

 

あ、意外と思いつかない。ですけど理由をつけて我慢してしまうことが多いです。

僕の場合、食べることに関心が高いのでその多くの欲求が

「太るし」とか「お金かかるし」とかいう理由で諦めてしまいます

 

しかし、そこで我慢してしまうとずっとその欲求が満たされず興味関心が次の物に向きません

 

ローカルを訪れたい、という欲求に関しては今の所、行きたいと思ったところにその日中や近くの日取りで行けているので、どんどん新たなことに目が向きます

 

しかしフィリピンに来て以来、驚くことに僕はずっと食に関しては

レチョン食べたい・ピザ食べたい、しか考えていないのです

 

様々な食べ物があるフィリピンでそれってすごく勿体無いし、

早くその欲求を満たして次の物に目移りしないと新たな経験ができないと思いました

 

今は食欲に関することだけなのですが、これって他のことにも当てはまって

何かしたいと思った時に、それをしないとずっとその気持ちを抱えて

他のことに関心が向かないのではないのかと思います

でもその経験を経ることで新しいことに目を向けることができるし、

そうすることで新陳代謝のようなものが高速で進むようになると思いました

 

これからは食べたいものは我慢しない、その分体を動かす

やりたいことはする、その分、無駄な時間を過ごさない

 

この意識で行動して行きます

 

 

あと、壊れたバイクを押しているときに考えたことがあります

 

フィリピンは物質的に恵まれないことがとても多く

不便を感じることが毎日起こります

それでも最初に書いたように

「毎朝希望と共に目覚め、充実と共に眠る」ことができています

 

物質的に恵まれていなくても、精神的に恵まれることはあるし

物質的に恵まれていても、精神的に恵まれないことはある

 

と思いました。

 

日本にいた時は必要な物が揃っているだけでなく必要以上に物がありました

それでは幸せだったかと言われるとそう言い切れないことがたくさんありました

 

一時期はストレスを買い物にぶつけて、リボ払いでローンが膨らんだこともあります

必要ではないものを買ってほとんど使わないようなこともありました

それでも幸せを感じることはできませんでした

 

一方で今は物質的に贅沢な暮らしをしているわけではありません

学費を除けば、ほとんど毎日使っているのは

放課後、どこかに行く時のjeepney代(14ペソ・40円くらい)のみです

 

それでも今は心が満たされているし、毎日幸せに生きています

 

自分にとってこの感覚を維持することがとても大切で、

しかし今はまだ具体的にその幸せを支えるものが何かわかっていません

 

本当に自分に必要なものを理解することで初めて自分の幸せを追求できると思います

バイクのことについてはたくさん苦労をしましたが、

その分、大事なことに気づくことができましたので結果オーライです。

 

 

明日はいよいよスラムに行こうと思います。ちょっと緊張。