豚の血とバロット(孵化寸前のゆで卵) 食べた
今日の放課後は、Furnteを軸にストリートフードの屋台が立ち並ぶ地域を2箇所ハシゴして来ました
1箇所目はMango Streetの一本北の通りで、目当てのストリートフードは
「Pungko-Pungko(ポンコポンコ)」というもの。
これは以前から気になっていたのですが、
なんせ揚げ物で重そうなので避けていたのですが
今日ついに食べに行って来ました
ポンコポンコは僕が今まで見た中では
小さな屋台形式のところで、中に油鍋があり、
フライドチキンのようなものを大量に揚げていて、
客が屋台を取り囲み、プソ(おにぎり)と一緒に食べているものがメジャーでした
今日僕が行ったのは、市場のような大きな建物の中にいくつかテーブルが置かれていて
おそらくお店(?)ごとに区画分けされている感じのところでした
その名も「Pungko-pungko sa fuente」
店に入ると、テーブルの上に巨大なタッパーがあり、
その中に大量の揚げ物が入っています
とりあえずシステムもわからないままテーブルに着き待っていると
ビニール袋を手にはめるように指示されました
どうやらビニール袋をはめた状態で手づかみで食べるようです
どれがどんな食材かもわからない、値段もわからない、
オススメを聞いても店員さんは英語が通じない
オロオロしていると隣のカップルが、「とりあえずそれ食べて見なよ」と勧めてくれました。
食べるとどうやらチチャロン(豚の皮の揚げたもの)。
CarcarやPasilで食べたサクサクのせんべいのようなものではなく、
しっかりと肉の食感もありとても美味でした
その後はよくわからないままに他に入っていた揚げ物をひとまず全種類食べました
春巻きらしきもの、豚肉らしきもの、かろうじてわかったのはウインナーでした
5種類ほど食べましたが、45ペソ(100円強)ととても安かったです
揚げたてのものではなかったので、次は揚げたてを食べたいと思います
その後、次の目的地はFuenteを西に進んだ縦の通り「B.Rodriguez」通り
目当てのストリートフードは「Dugdug(ドゥグドゥグ)」
上海で鴨の血を固めたもの(料理名なんていうんだろう?)を食べましたが、
今度は豚の血を固めたものです
B.Rodriguez通りは屋台や小売店などがたくさん並ぶ通りです
ひとまず通りに入り、目当てのBBQ店を見つけましたが、
明るいうちに奥まで散策することに。
この通りも一見、怪しい雰囲気がありましたが
奥に行くと小さな子供がたくさんいましたし、会う人会う人あいさつをしてくれます
僕はよくコリアンと間違われるので「アニョハセヨ」と言われ、
「アイムジャパニーズ。こんにちは〜」と返すやりとりを3回ほど繰り返しました
(これは本当に毎度のやりとりです。もう慣れて来ました。他にはオッパ(韓国語で「お兄さん」的な意味)ともよく言われます)
カメラを出すとみんなフレンドリーで「撮って撮って」と言ってもらったり、
撮った写真を見せるとみんな爆笑してくれます
こういうローカルに行くと若者はみんなバスケットボールをしています
ストリートでもしていますし、今日の通りでは大きな室内コートがありました
大人たちはテレビを見たり、大音量で音楽をかけたり、売り子をしたり、それぞれ何かしらをしています
今日は珍しくドラッグを売っている人にも出会いました
「タバコ吸う?」と聞いてくるので、
「これ?」と鼻の下を人差し指でこする動作をすると
「それそれ」と言われたので「いらないよ」と言って後にしました。
鼻の下をこする動作は「ドラッグをする」ということの隠喩だということを
先生にこの間教えてもらいました
この通り、袋小路で奥まで行くとクリスチャンの祠のようなものがあり、
その目の前にはまたバスケットボールコート。
写真を出すとみんながある青年に「ピクチャー!」と囃し立てるので、
この少年は格好良くシュートを決めて見せてくれました
通りを元来た通りに戻り、目当てのBBQ屋台を目指します
到着すると、すでにいくつか「もみじ」を焼いていていい匂いがしていたので
早速「Dugdug」と「Chorizo(チョリソーウインナー)」を注文しました
これで15P(40円くらい?)です
(上の二つが僕のです。一番上がチョリソー、その下がDugdugです)
正直言って、味はむちゃくちゃ美味しかったです。チョリソーは、日本で食べるものと比べてもかなり上位だと思います。Dugdugもどんなものかと思って食べましたが、レバーをさらにジューシーにした感じで、これもかなり美味しいです。
座っていた少年少女たちが、僕の「Dugdug」の発音がおかしかったのかずっと真似をしていましたが、最後まで正しい発音がわかりませんでした
その後、帰るためにFuenteを目指していると途中でバロットを売っている屋台を見つけました
タイトルにもある通り、バロットは孵化寸前の有精卵をゆで卵にしたもので、
日本ではグロテスクな見た目だけが取り上げられその悪名高さはなかなかのものです
僕も例外なく、バロットを気にはなりつつ、なかなか気が進まずいたのですが、
先ほどの記事にもある通り、
気になることを消化しないと他のことに手を伸ばせないので、
今日ついに食してみることにしました
値段は20P。これまでのものと比べると多少割高ですが相場がわからないのでとりあえず購入。
卵とビネガーを貰い、殻を破るとグロテスクな血管が見えて来ました
中から出てくる汁を吸いながら殻を剥いていき、
本体らしきものを発見。味はレバーのような感じでした
その後は普通に肩ゆで卵を食べる感覚で食べることができました
食べた感想としては、普通にかたゆで卵withレバー的な何か
という感じで、恐るるに足らずでしたし、もう一度食べるほどの特徴があるものでもありませんでした。これ食べるなら同じ値段でBBQに通うでしょう
先ほどの記事にも同じことを書いたのですが、
今日FuenteからJeepneyに乗って帰っている最中、
急に「僕、ストリートフード食べるのが一番好きかも」と思ったんですね
それは毎日、先生に聞き込みして、足しげく通った結果気づけたことで
全ては自分の行動によって構成されているのだと思いました
行動せずにいたら気づけなかったことですし、
動かずに自分を明確に捉えることは難しいと思います
前までは「いつかやろう、やろう」と思いながら腰をあげる感覚だったのですが
今は「やりたいと思ったことをやらないとずっともやもやして新しいことに飛びつけない」と思うようになりました
それは「好きなことに気づけてよかったね」というだけの話ではなく、
自分をアップデートさせるのにとても大事な感覚だと思っています
この感覚を、今は「やりたいことをする」ということと「思ったことをすぐ書く」という二つに昇華させることができています
1週間後、好きなことが変わっていてもいいし、自己表現の方法がブログじゃなくなっていても良くて、とにかくどんどんやりたいと思うことを経験して次に即移れる姿勢を継続させたいです
僕が退職を決めたきっかけが二つあって、一つは仕事上のアクシデント、もう一つは祖父が亡くなったことでした
祖父は周囲に呆れられるくらい好きなことを一生懸命していて、
何十年も続いている趣味の傍に、常に新たな趣味を持っていました
亡くなる直前までスマホを使い慣れようと操作していたことを思い出します
僕は、祖父の家で死に顔を見たとき、通夜で親族と祖父の生き方について話していたとき、そして葬式で前に立って別れの言葉を話していたときに「祖父のような生き方を自分も模索したい」と思いました
中々、こういう人は周りにいませんが僕は運良く手本となる人として祖父がいました
もうちょっと生きていて欲しかったのですが、僕の決意を確固たるものにさせたのはその祖父の死でした
「いつ死ぬかわからないからいつもやりたいことをしよう」という境地にはまだ至れませんが、いつかは。
今は「やりたいと思ったことはすぐ実行しよう」という心境にまで至れました
だいぶ前の記事に、
予防医学で幸せが「朝、希望とともに目覚め、夜、満ち足りて眠ること」と規定されていることを書きましたが、今まさにこんな感じ。
朝起きて「授業楽しみだし、今日はどこどこいこっかな〜」
晩眠る時「今日はこれ楽しかったな、あれ美味しかったな。明日はどこどこいこかな」
理想的な毎日を送れています。